【SAROS】高難度だけど遊びやすいローグライトシューター【クリアレビュー】

プレイ感想・レビュー

みなさんこんにちは。もりおです。

今回はSIEより2026年4月30日に発売された高難度ローグライトシューター『SAROS』のクリアレビューです。

敵の弾幕はすさまじく、一見すごく難しいゲームに見えますが、クリアして感じたこととしては「多少の根気さえあれば多くの人が遊べる・クリアできるな」ということでした。ローグライクという触れ込みでしたがコテコテのローグライクではなく、どちらかといえばローグライトという方が適切かもしれません(言葉遊び)。

主人公アルジュン・デヴラジ。人相が悪め。

SAROSクリアレビュー概要

  • 操作性抜群で楽しいシューティングアクション
  • とても遊びやすいローグライト要素
  • カルコサ・モディファイアで自分好みに難易度調整可能
  • ストーリーは説明不足で理解が難しい
  • カタカナが多すぎて内容がスッと入ってこない
  • 歯ごたえのあるアクションを追い求めている方だと肩透かし食らうかも…?

【基本情報】

タイトルSAROS
発売日2026年4月30日(木)
ジャンルローグライトアクションシューター
プレイ人数1人
CEROC(15歳以上対象)
プラットフォームPlayStation5
発売元ソニー・インタラクティブエンタテインメント
開発元Housemarque
ゲームエンジンUnreal Engine 5

【筆者プレイデータ

プレイハードPS5 Pro
クリア時間約27時間
真エンド到達時間約29時間
精神的前作
(『Returnal』)
未プレイ

『SAROS』はどんなゲーム?

フィンランドのゲーム開発会社でPlayStation Studios傘下のHousemarque(ハウスマーク)制作のPS5専用タイトルです。

同スタジオ制作の『Returnal』の精神的続編と位置付けられたタイトルで、プレイするたびにマップや敵の配置が変わるローグライク(ローグライト)の特徴を持った弾幕TPSです。

あらすじ

不吉な日蝕が空を覆い、その姿を変え続ける異星「カルコサ」。そこは危険な生物にあふれ、漆黒の秘密を抱えている。ソルタリ社のアルジュン・デヴラジは、真実を手にすべく、この地に足を踏み入れる。-公式サイトより引用

希少鉱物のルセナイトを求めて未知の惑星カルコサにやってきた主人公アルジュンら宇宙船エシュロンⅣのメンバーが、その星の異常性に徐々に蝕まれながらも真実を追い求めて星の探索を進めていく、というのが大まかなストーリーです。

ストーリーのジャンルとしてはSFホラー的なものになるのかなと思いました。僕は映画『イベント・ホライゾン』を思い出しました。ただし本作はジャンプスケアのように怖がらせるような演出はないですし、そもそもホラーゲームではないので、ホラー苦手な方でも「怖くて進められない」ということはないはずです。

難易度は?

やや難しい

敵の弾幕が凄まじいのでうまく立ち回れないと簡単にやられてしまいます。ただし自分好みの武器を見つけることができて尚且つそれを手に入れる&強化などが進めば劇的に楽になりますし、後述の「セカンドチャンス」「カルコサ・モディファイア」など救済措置も多いので、多少なりともアクションゲームをやったことがあればいずれはクリアできるくらいの難易度だと思います。

※難易度は筆者の主観です

公式サイトより

クリア時間は?

20~30時間程度

僕は約27時間程度でクリアとなりました。

SNSを見ていると10時間台でクリアしている方も見受けられるので、プレイスキルやドロップ運によって大きく左右されると思います。

グッドポイント

操作性抜群でストレスフリー

凄まじい弾幕下でもフレームレートの低下を感じることはなく、思ったように操作することができるので「なんで!?いま押したじゃん!!!怒」みたいなことは僕は一度もありませんでした。その分やられたら全部自分の責任な感じがするので、その点でイライラすることはあるかもしれません(汗) 手触りはとても軽やかと言えます。

ちなみに本作はTPS(3人称視点シューティング)ですが、ほとんどの武器にオートエイムがついているので、敵のいる方に向けて適当に撃っていても当たります。武器によっては敵を視認せず物陰に隠れながら適当にぶっ放しているだけで気づけば一掃できています(笑) エイムに神経を使う必要がない分、回避やシールドに意識をもっていけるので、そういう意味でもストレスが少ないです。

DualSenseをしっかり活用したゲームデザイン

DualSense(PS5用コントローラー)と言えば「ハプティックフィードバック」と「アダプティブトリガー」です。そもそも「それは何?」という方はPSのサイトリンクを貼っておくので以下でご確認ください。

DualSense ワイヤレスコントローラー | PS5のための革新的なコントローラー | PlayStation

本作はSIE作品ということもあってか、DualSenseの機能をしっかり活かした作りになっています。個人的に特によかったのがアダプティブトリガーの活用です。L2ボタンの押し具合によって使用する武器(スキル)が変わる仕様になっていて、慣れたらとても快適でした。

具体的には「L2ボタンを半押ししながらR2ボタンで武器スキル」、「L2ボタンをしっかり押し込みながらR2ボタンでパワーウェポン」、という具合に切り替えられます。慣れるまでは誤操作などもあるものの、慣れたら切り替えが容易で良かったです。文字にすると難しそうに見えるかもしれませんが、実際はただL2を軽く押すか深く押すかの違いだけなので直感的ですし、武器スキル・パワーウェポンともにとても強いものがあるので、これは早く慣れて積極的に使っていけるようにしたい操作だなと感じました。

複数のバイオームをまたいでプレイするとめっちゃ強くなる

※バイオーム=ダンジョン

本作はいわゆるローグライトの作品なので、ダンジョン内で死んでしまうと手に入れた武器は弱くなり、強化要素はすべて失われてしまいます。またダンジョン最奥のボスを倒したら拠点へ戻るルートが用意され、拠点に戻ることで経験値を持ち帰ることができるため、自キャラの永続強化のためには拠点への帰還が必須となります。しかし必ず拠点に戻らなくてはならないかと言えばそうでもなく(例外あり)、そのまま次のダンジョンへ進んでいくと強化された状態のままでいられるので、少なくともそのサイクル内では拠点に戻らない方が強いです。拠点に戻らず進めると次のボスにたどり着くころには負ける気がしないくらい強くなっています。ボスを倒したら強化のために拠点に戻りたくなりますが、通しでプレイした方が結局強いかなと僕は感じました。

従って複数のダンジョンをまたいでプレイすると攻略難易度が一気に下がります。多少の攻撃を受けてもビクともしないし、こちらの攻撃は相手のHPをゴリゴリ削っていきます。なかなかクリアできないと思ったら通しでプレイしてみると案外サクッとクリアできたりすると思います。ただし時間は掛かりますが…。

初心者・初見時にうれしい「セカンドチャンス」

力尽きても己を奮い立たせて、その場で一度復活することができるのが「セカンドチャンス」です。これがあれば1回やられても大丈夫という精神的な安心感を得られるのがでかいです。全回復まではしませんが、たいていの場合はある程度敵の行動パターンも学習した頃に一度死んでしまうと思うので、そのタイミングで続きからリトライできるため初見時はもちろん、初心者やアクションが少し苦手な方にも希望となるシステムです。

しかもこの「セカンドチャンス」、増やせます。「ナイトメア・ストランド」という高難度ダンジョンがバイオーム(ダンジョン)内にあって、そこをクリアすると報酬として1回分増やすことができます。そもそも「ナイトメア・ストランド」をクリアできないと増えないし、ダンジョン内で一度やられてしまって元々持っていたセカンドチャンスを使ってしまっては結局意味がなさげに思えますが、他のクリア報酬も豪華なので「ナイトメア・ストランド」はやり得です。

難易度調整要素「カルコサ・モディファイア」

百聞は一見に如かず、ということでまずは下の画像をご覧ください。

中央下段左側に「プロテクション」、右側に「トライアル」と書いてあります。「プロテクション」は自分に有利効果を付与するもので「トライアル」は不利効果を付与するものとなっていて、それぞれ内容によってコストが異なっています。例えば左下にある「ルセナイト・マグネット」は自分に有利に働くプロテクション効果となりますが、下の方に「バランス変更 -1」と書いてあります。この「-1」がコストです。

次に真ん中上段のメーターと針を見てください。コストがマイナス(有利効果)の場合は針は左に、プラス(不利効果)の場合は右に振れます。有利効果をたくさんつけると針は左に傾いていきますが、つけすぎてメーターの赤色のゾーンにまで針が振れてしまうとコストオーバーとなってしまうため、バランスをとるために不利効果も付けていく必要があり、この針の振れ具合で難易度を自分好みに調整することが可能となっています

この「カルコサ・モディファイア」の効果は絶大で、どのように設定するか次第で別ゲーかのように変わっていきます。難しいと思ったらなるべく左に傾くようにしたら自分がかなり強く感じられるようになりますし、もっと歯ごたえが欲しいと思ったら右に傾くようにしたら攻略難易度が上がっていきます。

ちなみに設定でカルコサ・モディファイアの制限解除をすることもできます。制限解除をすると針が左に振れ切った状態=有利効果モリモリの状態でもOKになります。ここまですればどんな強敵も初見で倒せるくらい難易度が下がるはずですので、「どうしてもクリアできない!」という方は使ってみたらウソのようにすんなりクリアできるようになると思います。

このような調整要素があるから、間口は結構広めな作品だと僕は感じました。

気になるポイント

ストーリーの難解さ

ストーリーが難しくて、真エンドまでクリアしても「結局どゆこと??」と僕はなってしまいました。説明的な描写がほとんどなく、登場人物たちの会話や時折訪れることになる異空間でのできごと(回想シーンなど)、ダンジョン内で入手できるログなどの内容を手掛かりとして自分なりに考察していかなければ内容を理解することはできません。

僕も断片的な情報から自分なりに「こういうことだったのかな?」という考察じみたことはしてみたものの、いまのところ答えも語られていないため答え合わせもできずモヤモヤしたままになっています。良く言えば小説のような余白のあるストーリーとも言えますが、個人的にはせめてもうちょい理解させてほしかったなというところ。ストーリー重視の方には結構きついかもしれません。

ストーリーよくわからなくてアルジュンも悲しそう

カタカナ多すぎ問題

バイオーム、サイクル、レジリエンス、コマンド、ドライブ、コラプション…。個人的には結構気になっちゃいました。この記事内でもこれまで意図的にSAROSのカタカナ用語を多用してきましたが、読んでくださった方はちゃんと1回で頭に入ってきましたか?

チュートリアルもあるのでちゃんと読めばもちろん理解できるんですが、早くゲームを進めていきたいのに内容が直感的に頭に入ってこないのが地味にストレスでした。例えば「レジリエンス」「コマンド」「ドライブ」はそれぞれ雑に言い換えると「HP」「MP」「経験値」みたいなものなんですが、パッと見の字面で理解できないのでゲームにすんなり入ることができませんでした。

僕と同じく「英語苦手マン」な方は注意が必要かもしれません。

高難易度を追い求めている方は肩透かしを食らうかも?

このゲームはちゃんと難しいです。難しいんですが、プレイヤー自身の技術を上げることでしか解決できないようなものはなく、レベル上げ・「カルコサ・モディファイア」による難易度調整・セカンドチャンスなど救済措置も非常に多く、そこまで自分がうまくならなくてもゴリ押しで勝てるようになれます。そのため、「骨のあるアクションゲームをやりたい!」という血に飢えた方にはもしかしたらぬるく感じるかもしれないです。

ただし救済措置を一切使わずに進めることもできるので、自分なりに縛りプレイをすればその限りではなく、とても歯ごたえのあるローグライクアクションを楽しめると思います。

まとめ

『SAROS』は難しさはあるものの様々な難易度調整要素があるので、幅広い方がクリアまで遊ぶことができる良ゲーです。「弾幕」「TPS」「ローグライト」と聞くとなんとなく怖気づいてしまう方もいるかもしれませんが、実際にプレイしてみると間口の広さに驚くと思います。

ただしストーリーがよくわからなかったり、そもそもずっとダークな雰囲気であったりという点では人を選ぶ部分はあります。「アクションが楽しければストーリーはよくわからなくてもOK」という方の方が素直に楽しめる作品です。

MORISCORE

87点

個人的にはかなり楽しく遊べました!ストーリーの答え合わせがあったら90点超えていたかもしれません。

最後に一言

ビビらずやれよ、やればわかるさ

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